GooglePlayに登録すると、本名も、住所も、電話番号も筒抜けになるらしい。そういう情報に気づいたのアプリのクローズドテスト完了1週間くらい前のことでした。
一時はやけくそで公開しようかとも、あきらめようかとも思いましたが、「組織アカウントにしたらいい」「このために組織アカウントにしている人が一定数いる」ということがわかりました。
こちらでは、先駆者様たちの記事を紹介しつつ私の事例と、詰まったところを紹介します。
参考にした記事
Google Play Console デベロッパー アカウントの確認対応で個人事業主になる
Googleディベロッパー確認の勢いで個人事業主を開業した話
どの方も丁寧に説明されているので、最新情報を探りながら読めば十分対応可能かと思います。
以降では私が詰まったことや、費用などを紹介します。
DUNSナンバーの取得と所要期間
Google Play Consoleで個人アカウントから組織アカウントへ切り替える際、必須となるのがDUNSナンバーです。
記事によって情報がまちまちで、今後も変更される可能性はありますが、私は無料で取得できるが30日程度かかるとされていたプランで申し込みを行いました。
しかし、実際にDUNSナンバーが付与されるまでにかかった期間は、申請から約40日と、想定よりも長くなりました。この期間には余裕をもって計画されることをおすすめします。
個人から組織アカウントへの切り替え手続き
DUNSナンバーを取得した後、Google Play Console上でアカウントを切り替えようとしたのですが、当初は切り替えのリンクがクリックできない状態でした。
切り替え画面の下部にある「ホームページ」の項目で確認を送信してみましたが、特に何も反応がないため、一日くらい保留にしていました。


💻 Google Search Consoleでのホームページ登録が必要
その後、説明を改めて読み進めたところ、Play Consoleに登録するホームページをGoogle Search Consoleに登録する必要があることが判明しました。
- Google Search Consoleアカウントの作成と登録:
- 私の場合はホームページを所有している企業アカウント(組織アカウント)の方で、Google Search Consoleのアカウントを作成し、該当のホームページを登録しました。
- この作業自体は特に難しい手順はありませんでした。
- Play Consoleでの確認再送信と通知:
- Search Consoleへの登録完了後、改めてPlay Consoleの画面で「確認を送信」ボタンをクリックしました。
- すると、Google Search Consoleの方に通知が届き、その通知の指示通りに進めることで、無事にアカウント切り替えのリンクがクリックできるようになりました。
ホームページの登録と連携が、切り替え手続きを進めるための必要なステップとなります。
開業届と電子申請証明書について
アカウント切り替えの際に求められる書類として、開業届と電子申請証明書の扱いについて、少し戸惑う部分がありました。

他の方の記事では開業届に電子申請証明書を結合して提出したらいいとありました。
しかし、電子申請証明書がXMLファイル形式であったため、これをPDF形式の開業届とどのように「結合」して提出するのかが分からず悩みました。XMLコードをそのまま結合するのか、という疑問も生じます。
先駆者の方々の情報でも、Googleへの資料提出は「Hit & Blow」だと言っていたので、ひとまず、e-taxから表示できる電子申請証明データシートの画面のスクリーンショット(画像)を添付して提出してみました。
結果的にはこちらで受理してもらえました。
PDF化の手順は画像をMicrosoft Print to PDFでPDFにして、PDFを結合するPythonスクリプトを生成AIに書いてもらって結合しました。
組織アカウントに切替完了!

費用
私がGooglePlay登録から事業登録までにかかったコストです。
初期費用
GooglePlayデベロッパー登録費用クレジット:3808円
バーチャルオフィス契約費用(METSオフィス):4840円
ホームページのデプロイ先(Cloudflare):0円
ドメイン費用(お名前ドットコム):0円
合計8,648円
ランニングコスト(年額)
METSオフィス:3,960円
ドメイン費用:1628円
合計5,588円/年
かかった期間
ホームページ作成:数時間
ドメインの取得:数時間
電話番号の取得:数時間
バーチャルオフィスの契約:4日
開業届の提出:1日(平日数時間)
DUNSナンバーの無料取得:45日
私は行き当たりばったりで取り掛かりましたが、この期間は余裕をもって計画されることをおすすめします。
ご紹介
今回、データトイという屋号で組織アカウントを作成しました。
しばらくはアプリ開発を挑戦しながら、やることを模索していきます。
この情報が、これから個人アカウントから組織アカウントへの切り替えを進める皆様の助けとなれば幸いです。