中小企業で活用できるIoT機器を紹介します。
今回はスマートプラグを探したときの話です。
企業ごとに求める条件は異なりますが、条件に合うものがあればぜひ参考にしてください。
IoT機器の選定条件
私は以下の条件でIoT機器を探しています。
【必須条件】
- Windowsパソコンで閲覧できる
- スマホ専用アプリでしかデータを確認できない製品が多いため、PCでも閲覧可能なものを選定。
- LTE回線ではなくWi-Fiで使用できる
- LTE回線対応の製品は初期費用やランニングコストが高くなりがち。Wi-Fi環境を活かせるものを優先。
【できれば欲しい条件】
- 電池駆動だけでなく電源駆動も可能
- 電池駆動でも長期間稼働できる製品はあるが、電池交換や監視の手間を減らせる電源駆動対応のものが望ましい。
① Tapo P110M スマートプラグ
私の利用環境で採用したのはこちらのTPlinkのものです。

Tapo P110M スマートプラグ
Amazonで詳細を見る設定は簡単にできましたし、本体裏にシリアルナンバーとMACアドレスが書いてあるので、MACアドレスフィルタリングの環境でも助かります。
また、Pythonでパソコンから操作すること可能です。
2025年4月現在、↓こちらのリポジトリを使うとできました。フォーク元のリポジトリを紹介している記事もありましたが、現在は接続できませんので、↓こちらを使わせていただきます。
GitHub – almottier/TapoP100: A module for controlling the TP-Link Tapo P100 Plugs
Githubに書いてある手順で十分ですが、私の試した手順を残しておきます。
インストール
pip install git+https://github.com/almottier/TapoP100.git@main
電源Onするソースコード
from PyP100 import PyP110
p110 = PyP110.P110("XXX.XXX.XXX.XXX", "hoge@piyo", "password")
data = p110.getEnergyUsage() # Returns dict with all of the energy usage of the connected plug
print(data)
# p110.turnOff() # Turns the connected plug off
p110.turnOn() # Turns the connected plug off
②Amazonベーシック スマートプラグ

Amazonベーシック スマートプラグ
Amazonで詳細を見るこちらは最初に選んだスマートプラグで、「Amazonベーシックで最安だからいいだろう」と思って選んだのですが、
「プロビジョニングに失敗しました」
というエラーから先に進めず、同件を探して
・言語設定を日本語以外にする。
・端末再起動する。
等の対策でもうまくいかず断念しました。
MACアドレスが本体や箱に記載がなかったのも設定に苦戦する要因になりました。
便利なIoT機器を見つけたらを更新していきます。中小企業での活用を考えている方は、ぜひ参考にしてください!